ようこそ

「積極人生の会」は、皆で学び合いますが、《個人本位に学べる》勉強会です。学習の共通基盤は、「生き方」ということになりますが、スピリチュアルの研究がかなり進んだ現在の社会では「体」「心:精神」「魂」という3つの観点から《 自分の生き方 》を複合的に眺めることが可能になりました。そんな状況を前提にして、本会では、人間に対して多次元複合的な観点から自在に議論が出来るようなユニークな勉強会にしたいと考えています。会としての一応の段階的な学習プログラムは準備していますが、学習者の希望を大事にしたいと思っています(しかし希望に添えない時が生じます)。議論は多岐にわたり、しばしば高度なものになりますが、それは会の望むところです。また魂の勉強では、霊的な話が出て来ますが、この分野は客観的な議論にならない領域ですから、そんな事情をご了解ください。
 また先にも説明したように本会は、かなり変な会です。だから通常の会員制を採りません。時々の参加メンバーが、その時の勉強会を構成します。そして参加者は、毎回の参加費だけ払ってください。そして「有益な学びを持ち帰ってもらえたら」誠に幸いです。

                         
積極人生の会 会長 日下和信 (日下教育研究所 所長)

        「ご縁」を感じられたら、続きをお読みください。「ご縁」大好き!
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                        積極人生の会の学習の全体像
 会の用意している学習プログラムは、次に示す5段階より成っています。
○「感謝行」コース (アシスタントが付きます)
○「積極行」コース (アシスタントが付きます)
◎「不動心行」コース(基本、個人での学びです)
◎「無我行」コース  (基本、個人での学びです)
◎「超作行」コース  (基本、個人での学びです)
 ただ、参加案内の時点で重要なのは、感謝行と積極行の二つですから、それを中心に解説します。「不動心行」以降、「不動心行」「無我行」「超作行」コースは、学びを続けて貰った後のコースですし、受講者の学びの到達点と関係しますから、この時点での詳しい解説は省略します。
 この後「感謝行」と「積極行」コースの概要を説明します。

○「感謝行」コース (アシスタントが付きます)
 一般人の過半数は、残念ながら、不平不満、愚痴悪口を日常の習慣としています。このような人が、「積極人生」を生きようとしても直ぐには実現出来ません。なぜなら、不平不満、愚痴悪口は、積極とは真逆の気持ちから発するものだからです。これらは、消極的気持ちの表出に当たります。消極的気持ちからは、積極的言葉が出て来ないのです。この間の事情を理解していただけると、積極的言動を起こすには、「先ずは消極的気持ちを退治して、自分の気持ちを《 積極的 》にしなければならない事」がお解りいただけると思います。
 積極人生に入るためには、「消極的気持ち」を頭の中から消し去る必要があるのです。どのようにして「消極的気持ち」を消し去るか。やり方は幾つかありますが、「消極的気持ち」を消し去る有効な方法は、「感謝行」をすることだと解っています。それで、私達もそのやり方を採用します。不平不満段階の人は、《 これまで人に、お礼や感謝の言葉をあまり掛けていません 》。その悪い習慣を改めるために、ありがとう・ありがとうございますと周りの人達に声を掛ける行動を意図的に実行し、その行動をなるべく継続するように努力することで新しい習慣を作ろうというのです。
 不思議な事に、感謝の言葉を掛けていくと不平不満の気持ちが和らぎ、愚痴悪口を言わなくなってくるのです。それが消極的気持ちの有効な払拭方法なのです。それ故、「感謝行」は、文字通り感謝の言葉を掛けていくだけの行なのです。「感謝行」は、続ける努力はいりますが、お礼の言葉を出す単純な行で、変なことをする行でないので、納得できると実行しやすい行と言えます。「感謝行」の効用を知り、積極人生への必要性が納得できれば、難なく続けてもらえる行だと思います。端的に言えば「習慣の改善のための努力」だと考えることができます。

 「感謝行」を続け、自然と感謝の言葉が出るようになると、自分でも気持ちの変化が感じられます。そうして感謝行を続ける内に、日々の生活で自分は周囲の人達に随分お世話になっていることに自然に気付きます。これが感謝行の絶大な効用です。そのことが解れば、周囲の人達に自然と感謝の心が湧いてくるのです。意図して始めた感謝行ですが、感謝の心が育って来ると《 「本当に感謝の気持ちで」感謝の言葉を出している 》自分を発見します。こうなれば、新しい習慣が出来たと言えますね。
 それを続けて、いよいよ感謝行の卒業の日が来ます。その卒業判定は、周囲の人がしてくれます。褒め言葉が自然に掛かるのです。「○○さん、人相良くなったね」と。この言葉を複数の人からもらった時、感謝行は満願・卒業です。しかし、感謝行は死ぬまで続けます。それは新しい習慣でもあるし、人格を磨く行でもあるからです。感謝行を卒業すれば、それは「良い習慣」になっていて行をしている感覚が無くなっているのが普通です。
 感謝行の目標達成には、半年以内が理想です。卒業できたら次の「積極行」コースに進めます。

○「積極行」コース (アシスタントが付きます)
 「感謝行」が卒業出来る頃には、自分でも驚くような気持ちの変化を感じるはずです。不平不満・愚痴悪口が、ウンと少なくなっているのです。それが自覚できると、「自分が人間として成長出来ているナ」と実感できます。この自覚が大事で、自己成長の嬉しさが、自然に次の「積極行」に向かわせると思われます。

 「積極行」は、積極人生の会のメインになる学習プログラムになります。この行を卒業される頃には、「積極的・前向き」という心の姿勢が出来上がってきます。心の中が「積極的気持ち」で満たされると、口から出る言葉がみんな積極的な言葉になります。もう殆ど消極的言葉が出て来ません。何かの提案を受けたり、相談されたりする時に、「前向きに応じる事」が当たり前になって来ます。この日常生活態度が出来てくれば、積極行の前段階はほぼ完成です(そこそこ時間を要します)。後は、後段階が出来れば、積極行も卒業です。
 前段階は、進化成長の賜物と思えますが、後段階が伴わないと卒業とは言えません。その理由は、前段階が出来上がる頃には、「何でも前向き」の反応が出来上がってくるのですが、それは悪く言えば「ガムシャラ積極」と言われるような積極性で、何に対しても「イエスと答えると良い」と誤解した積極性で対処される危険があるのです。前段階での積極策では、恒に考慮されるべきプラスとマイナスを冷静に検討した結果の対応と言えないからです。例えば、悪意のある人の提案(ヤバイ儲け話等)には、落とし穴が用意されている事が多いものです。冷静に考えればそのような危険性にも気付きますが、前段階の「ガムシャラ積極」の頭では、「前に進む事」に意識が働きすぎて、危険性のチェックが見落とされがちになります。
 後段階の積極行を卒業するには、「ガムシャラ積極」を克服している必要があるのです。早い話、「前向きと思える提案を断る」方が、《 本当の積極的対応 》になるケースも多いのです。そのように、眼前の問題解決が求められるケースにおいて、プラス・マイナスを冷静に勘案できて「断る積極」が視野に入る程度になれば、めでたく「積極行」の卒業になります。基本前向きながら、「断る積極」の考え方が出来て、問題を冷静に分析して、最適な答が出せる状態の頭になれれば、トータルな積極行の卒業となるのです。この判定には、ご自身の到達された心境と観察させてもらっているアシスタントの見解が一致すれば、めでたく卒業ということになります。

 「積極行」を卒業されると本会では自動的に《 積極人間 》の仲間に入られたと考えます。そして、その後は《 メンバー全員の勉強会 》のメンバーになって勉強を続けていただきます。積極行以降のコース、「不動心行」コースと「無我行」コースと「超作行」コースは、《 メンバー全員の勉強会 》の中で勉強してもらう事になります。3コースのどれか希望されるコースを自分で決めて独力で(お手伝いできるところは応援しますが)勉強して行ってもらう事になります。

 尚、「不動心行」コースと「無我行」コースと「超作行」コースは、この時点で解説出来かねますので省略します。

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《 メンバー全員の勉強会 》への「オブザーバー参加」について
 積極人生の会の主力は、「メンバー全員の勉強会」に置いています。めでたく「積極人間」に成られた方達に参集して貰い、「霊格を高める」ところまで挑戦しようと考えて活動しているためです。「この勉強会」の現在(2022年)の大半のメンバーは、10年以上の活動経験を有していまして、お陰で「全員の勉強会の会場に、多少の霊的パワーが出ていまして」、その霊的パワーに接していただこうということで、このオブザーバー参加を始めようと考えた次第です。オブザーバー参加の皆様にも、そのパワーを感じ、吸収してもらえる機会を提供しようと考え、今般の役員会で「オブザーバー参加」を認めることに決めました。会場に居てもらうだけで、元気がもらえたり、癒やしのお役に立てるのではないかと思います。なお参加の折は、素朴な感覚で、ありのままを感じるように、自然に振る舞ってください(自然体で、こだわりを持たないように)。
 と言いますのは、気や霊のパワーは、それらのパワーに懐疑的で拒否感を持った人が場に居るだけで、場のパワーが下がり通常起きている現象が起きにくくなることが、かなり昔から知られています。それ故オブザーバー参加される時は、見えないパワーに対して、懐疑的で拒否的な気持ちにならないよう気を付けていただきたいと思います。霊的パワーを感じて貰うためには、こだわりを捨て、自然体で、気持ちを落ち着け、何か感じるものが有るかどうかを体感できるように向き合っていただくことが重要になマナーになります。そんなわけですから参加の折は、感じられなくても仕方が無いと思う位期待値を下げて、素直な気持ちで、批判精神のスイッチを切ってくださるようお願い致します。そして、話に関しても、理解出来なくても、ただボーッと聞いていただく事も良いように思います。オブザーバー参加の時は、気持ちの良い時間を感じていただければOKなのだとお考えください。
 


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                        積極人生の会の標語について
 本会は、基本「勉強会」なんですが、個々人が自由に学びつつも、勉強会の目指す方向性を定めた方が、共通土俵を意識しやすいと考え、会の大局的モットーを掲げています。そのモットーは、
                    「人格と霊格を高める生き方をしよう」
というものです。

 《 人生をより良いものにするには「積極的・前向きに」生きなければならない 》という大命題に立脚して、「積極人生の会」は存在しています。解り易く言うと、「より良い人生にするためには、ナゼ積極的に取り組まねばいけないのか」という問いに、「答え」が必要なのです。その答を、どんな理由に基づいて出して来るのかということです。これを曖昧にしてはいけません。

 では「積極人生の会」はどういう根拠で積極人生を推奨しているのでしょう。
 積極的に生きる必然性は、何に由来するのか?消極的ではダメで、積極的でないといけないのはナゼなのか。この立脚ベースを明らかにして、積極人生を説くことが、説得力の源泉なのです。ここを曖昧にして、「人生は、積極的に生きないといけないんだ、消極的に生きるのは間違いなんだと」、公式のように言われても《 確かにそうだ 》とは思えないですね。根拠無しだからですね。

 ここを今日は、スカッとさせましょう。いいかっこ言っても、「天風先生の受け売り」なんですがね。
 中村天風は、自身の作り出した「天風哲学」の中で、その根拠を明白に示しています。根拠は、宇宙創造の場面にまで繋がっています。人間が積極的に生きないといけないことを、天風先生は次のように説明します。
 「地球・宇宙は、宇宙創造の時より、一貫して恒に進化を続けているから」、積極的に生きないといけないと論じるのです。パッと読んで直ぐに論理は繋がらないかも知れませんが、(人間が積極的に生きないといけない)根拠は、「宇宙・地球は、恒に進化しているから」なのです。話のポイントは「進化」にあります。
 進化という働きは、創造主が宇宙を作られた時から組み込まれた働きで、「世界の全ては、確かに進化し続けている」のです。一時の休みも無く。
 この地球・宇宙の実際のドラマは、日夜、現在進行形です。素直に眺めたら誰にでも認めるしか無い「大きな世界の事実」なのです。地球の生命は、現在で45億年と言われ、45億年掛かって現在の地球が出来てきたわけです。原始生命が出来て、ドンドン進化して、現在の人類が生まれてきたと考えている。そのことを認めると、地球に生を受けた我々も、(地球が進化を続ける訳だから)本来的には進化に追随するのが「地球・自然に順応する生き方」なのです。即ち、人類も進化しないといけないのです。この論理的帰結として、人類の生きるこの環境こそが《 人に進化を迫る 》仕組みに外ならない。依って、「人類は、進化のメカニズム中で生きるしかない」のです。こんな根拠の基で、「積極的に生きること」が宇宙・世界・自然から求められているのです。

 説明が尽くされたと思いますが、積極人生の必要性は、地球が恒に進化を続けているという現実にあります。その意味するところは、「現状で留まるならば」周囲の進化に取り残されることを意味するからです。言い換えると「人間も何か進化しなければならない」ということです。即ち、人間も何か現状を変えるものを作り出せという宇宙からの命令でもあるのです。現状を変えるものを作り出すという要求は、どういうものか。ちょっと意訳すると「現在より向上したものを作り出すこと」を暗示しているのは明らかですね。

 それをさらに意訳して出してきた目標が、「人格と霊格を高める生き方をしよう」というモットーなのです。
 このモットーの中で気になる言葉がありますね。そう「人格」と「霊格」です。そして二つの単語に共通する漢字は、「格」になります。関連語は、「格付け」です。英語で言えば、ランク付けですね。階層分けとも言えますね。そうです。人も霊も多数の階層に分かれて存在しているということです。現実の地球界も、霊界も、たくさんの階層に分かれているのが本当の姿のようですよ。平等という概念こそ例外のようです。平等の唯一の存在する姿は、「法の下での平等」というもののようですね。人も霊も多数の階層に分かれていて、どこかの階層に自分は居るのです。それで、会のモットーは、多数の階層に分かれている中ででも、「人格」と「霊格」を少しでも高い階層に遇されることを努力目標として掲げたというわけです。お解りいただけますね。

 そのことを納得していただくと、本会で学ぶ仲間として、このモットーは、「積極人生を生き、人格と霊格を高める」方向で、努力し合いましょうとお互いに呼び掛けているわけです。どうぞよろしくお願いします。  (2022年9月29日)